MSX-BASICでビジュアルプログラミング環境を作ってみた
マウスで命令ブロックをドラッグ&ドロップすることによりコーディングできるビジュアルプログラミング環境*1を、MSX-BASICで作ってみました。
名付けて、MSX用ビジュアルプログラミング開発環境『MSX T-LEX』*2です。
MSXが、令和のプログラミング教育の最前線で戦えるかもしれない可能性。
いわゆるベーパウェアです。
目次
できること
動画
バージョン2
- 強化ポイント1:256色カラーに対応
- 強化ポイント2:描画精度の向上
- 強化ポイント3:日本語プログラミングとMSX BASICの命令に対応
- 強化ポイント4:条件分岐(IF文)に対応
画面解説
- ブロックエリア ブロック(命令)が格納されています。
- パレット切替 クリックすることで、表示するブロックを、英語系・日本語系・MSX命令系に切り替えることができます。
- コードエリア コーディングを行います。
- ブロックエリアのブロックをドラッグし、コードエリアにドロップすることでコーディングを行います。
- 行間にドロップすると挿入されます。
- ブロック構文(IF,REPEATなど)の間にドロップすると、ブロック構文内に挿入されます。
- 左ドラッグ すでに設置したブロックを移動します。ブロック構文の先頭をドラッグすると、ブロック構文が丸ごと移動します。
- 右クリック ブロックを削除します。ブロック構文の先頭を右クリックすると、ブロック構文が丸ごと削除されます。
- ブロックエリアのブロックをドラッグし、コードエリアにドロップすることでコーディングを行います。
- ヒントエリア ドラッグ中のブロックの機能が表示されます。
- 機能エリア クリックするか、ファンクションキーを押すことで、機能が実行されます。
- EXIT T-LEXを終了します。
- LOAD 保存済みのソースファイルを読み込みます。
- SAVE 編集中のコードエリアの内容を、名前を付けて保存します。
- OVERWRITE 編集中のコードエリアの内容を、現在のファイル名で上書きします。
- RUN 編集中のコードエリアの内容を実行するため、コンパイルを開始します。
とりあえず試してみる
以下のURLをクリックすると、WebMSXで起動します。*3
https://webmsx.org/?MACHINE=MSXTRJ&DISKA_URL=https://github.com/matsun-ri/msx-t-lex/raw/main/disk-image/T-LEX.dsk&MOUSE_MODE=1&BASIC_RUN=lex.bas
.BASファイルをアスキーセーブしているので、本来より読み込みにかなり時間が掛かります。